新しい卓上型蛍光顕微鏡を購入しました(2021.11.19)。

2021年11月19日 尾崎研究室/ 生体分子・機能イメージング部門/ 生体応答制御医学分野/

現有の蛍光顕微鏡が老朽化してきましたので、新たに卓上型の蛍光顕微鏡を購入・設置しました(KEYENCE社製 BZ-X800)。別売りのソフトを使用することで拡張性が高くなるようですが、とりあえずはシンプルな仕様で使ってみようと思います。

 

肝細胞研究会”研究交流”に、総説風論文を寄稿しました(2021.11.9)。

2021年11月09日 尾崎研究室/ 生体分子・機能イメージング部門/ 生体応答制御医学分野/

“肝細胞における低酸素・再酸素化傷害- 光プローブを用いたプログラム細胞死(ネクロトーシス・アポトーシス)の解析 -“というタイトルで、最近の研究成果を纏めたものを寄稿しました(http://hepato.umin.jp/kouryu.html)。

お暇なときに、ご覧ください。

 

大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 外科 梅下浩司先生に臓器移植の講義を行っていただきました(2021.11.8)。

2021年11月09日 尾崎研究室/ 研究室イベント/

長年肝臓移植に携わられている大阪大学名誉教授 梅下浩司先生(現 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 外科)に、特別講義をお願いしました。

「臓器移植のこれまでとこれから-肝移植を中心に-」というタイトルでしたが、これまでの外科医としてのお話、創成期から今に至る移植医療のお話、移植医療の課題、さらには医療崩壊のお話まで、幅広くお話しいただきました。

どうもありがとうございました。

研究成果が、Journal of Surgical Research誌にacceptされました! (2021.10.16)

2021年10月16日 尾崎研究室/ 生体分子・機能イメージング部門/ 生体応答制御医学分野/

多くの時間をかけて研究した課題の成果が、Journal of Surgical Research誌にacceptされました(https://www.journalofsurgicalresearch.com/article/S0022-4804(21)00578-3/fulltext)。

肝の虚血・再灌流後の傷害は、長い間necrosisとapoptosisから説明されてきました。しかしながら、近年になり、様々なプログラム細胞死が報告されるようになり、種々の病態への関与に関する研究も盛んにおこなわれるようになり、新たな機序が報告されるようになってきています。

今回の研究は、肝の虚血・再灌流後(あるいは肝細胞の低酸素・再酸素化後)に、どのようなプログラム細胞死が関与し、どのように傷害が進行していくのかを検討したものです。具体的には、necrosis、apoptosisだけでなく、necroptosis、parthanatosがどのような機序とタイミングで傷害の進行にかかわっているかを検討し、その中心にある機序がPoly(ADP-ribose) Polymerase (PARP)というDNA傷害に反応してDNA repairにかかわる分子のover-activationであることを確かめました。

上記のプログラム細胞死は、時間差をもって順次誘導されることを確認していますが、それらがどのように二次的な非感染性炎症につながり傷害の拡大に繋がるのかを今後検討してみたいと思っています。