私たちは、新しい保健医療の形態を考えるため、あるいは国際的視野から新たな日本の保健医療を考えるために、海外交流プログラムを進めています。
若い世代の人たちの意識改革・教育を目指して、学部学生を中心として参加を募っています。参加した学生には、次年度の積極的にプロジェクトの具体的プラニング・準備にも参加し、次回も出来るだけ同行することをお願いしています。自らもプロジェクト推進者としての自覚を持ってもらうためですが、継続的なプロジェクトとの関わり合いは、学生間の絆を深めるとともにプロジェクトの維持を通して、様々な社会勉強が出来ると思っています。さらに、海外の学生・スタッフとも随時意見交換などにより友情も芽生えるでしょう。
若手看護スタッフにも、積極的に参加してもらっています。これは、看護の世界でも国際的な相互理解と共同研究などにより、看護の普遍性あるいは日本における看護の特異性などを理解し、検討する機会になると考えたためです。このプロジェクトを契機として、研究、教育、トレーニングなどが、国際的な枠組みの中で日常的に(気軽に)行われることを期待しています。
2013年度から始まったばかりのプロジェクトで、現在は、米国ハーバード大学附属病院(マサチューセッツ総合病院、Massachusetts General Hospital: MGH)、およびMGH附属保健医療大学(MGH Institute of Health Professions) との交流を行っています。また、アイオワ大学のSchool of Medicine/Nursingとの交流も同時に検討しています。
私たちは、こういった国際交流活動を地道に進めることが、日本の将来を見据え、保健医療教育・研究の質的変革をもたらすために非常に重要と考えています。