ビルベリー(アントシアニン)のもつ抗ストレス効果、疾患発生予防効果の研究

 ビルベリーは、抗酸化作用などを有することが知られる健康食物のひとつであり、様々な疾患病態における予防効果がこれまでに研究されてきています。ビルベリーの主たる成分は、アントシアニンであることが知られており、ビルベリー自体の効果もアントシアニンの効果と考えられています。私達は、(株)わかさ生活との共同研究により、糖尿病性網膜症および脂肪肝・NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の発症予防・進行抑制における作用の有無、あるいはその機序の研究を行っています。

ビルベリーのもつ糖尿病性網膜症発症予防効果の研究

ビルベリーのもつ肝脂肪化抑制、肝傷害抑制効果の研究

 ビルベリーが、肝細胞の脂肪化抑制あるいは脂肪蓄積減少効果を有しているかどうか、あるいは脂肪化した肝細胞の易傷害性を抑制するかどうかを研究しています。細胞実験、マウスを用いた実験を通して、脂肪肝あるいはNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の予防・改善が可能かどうかを検討し、その分子機構を解析しています。