生体応答制御医学分野の芳賀早苗先生の論文がアクセプトされました(H28.12.22)。

2016年12月25日 尾崎研究室/ 生体応答制御医学分野/

芳賀早苗先生の研究論文が、BMC Gastroenterologyにアクセプトされました。

細胞・マウス実験において、核内受容体FXR(Farnesoid X receptor )を刺激すると細胞の生存能が高まるとともに、細胞の脂肪化が抑制されることを示しました。FXRを刺激することにより、p62/SQSTM1を経由して細胞の易傷害性を抑制すると同時に、SHP(Small heterodimer partner)の活性化によりLXR(Liver X Receptor)を抑制し脂肪酸合成を抑えます(肝細胞内脂肪蓄積を低下させます)。これらの成果は、脂肪肝のNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)への移行を抑えたり、脂肪肝患者さんの安全な手術(術後合併症の予防)に役立つものと考えています。

Fig 6 for BMC-R